金融政策 2021 10 24

 アメリカでは、インフレの兆候があります。
これに対して、FRBは、
金融緩和の縮小と利上げを考えています。
 このような金融政策は教科書的であり、
誰もが王道であると思うでしょう。
 しかし、私は考えが違います。
金融緩和の終了も利上げも、
デマンドプルインフレの対策と考えます。
 今、アメリカのインフレは、
コストプッシュインフレでしょう。
 このようなインフレに対して、
金融緩和の縮小と利上げでは、不景気を招くと思います。
 もちろん、インフレの足音に対して、
何もしないというわけにはいかないと考えているでしょうが、
コストプッシュインフレに対する方策は難しいでしょう。
 おそらく、コストプッシュインフレを金融政策で抑え込んでも、
経済は、うまく行かないと思います。
 理想的には、コストプッシュインフレを上回る経済成長、
つまり、国民の収入や所得の増加を目指すべきでしょう。
 この時に起こるのが、デマンドプルインフレであり、
金融緩和の終了も利上げも、ちょうどよい政策になります。
 ところで、脱炭素運動、
つまり自然エネルギー利用で、世界は自滅の道を選んでいます。
 電力の必要量は、おおむね一定でしょう。
なおかつ、電力は需要と供給を一致させる必要があります。
バランスが崩れれば、電圧が変化します。
 太陽光発電は、晴天の時は供給が増えますが、
雨や曇天の時は供給がないとなると、
火力発電所を稼働させて、不足分を補う必要があります。
天候不順になればなるほど火力発電所の出番が増えます。
 結局、太陽光発電でも火力発電は減らないのです。
火力発電には、本来、石炭や石油がよいのです。
 しかし、そこを天然ガスで発電しようとすると、
天然ガスの高騰を招きます。
 こういうことが最初からわかっていたので、
投資ファンドは、天然ガスはもちろん、
原油や石炭の先物を買い込んでいたのでしょうか。
 それとも脱炭素運動グループに、
活動資金を提供していたのは、投資ファンドか。






































































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